2008-02-17

久しぶりにモーツァルトの音楽を聴いたような気がする

今日(2月17日(日))、私が所属する弦楽合奏団(最近は室内管弦楽団として2管編成の曲も演奏)の演奏会だった。
プログラムは、
 レスピーギ 「リュートのための古代舞曲とアリア」第3組曲
 モーツァルト 交響曲第29番
 モーツァルト ヴァイオリン協奏曲第3番
この前に、このオーケストラの団員を養成する目的のヴァイオリン教室の演奏があった。
私も10年少し前にチェロ教室の一員として舞台にのった懐かしい記憶がよみがえってきた。

チェロ歴は10年を超えるのに、普段練習しないからなかなかまともに弾けない。
特にレスピーギは楽譜の3割程度しか音を出していないのではないだろうか。
音を出していても楽譜にないリズムや音程がたくさんでていたような気がする。
(終了後、落とした音が足下を覆い尽くしていたような気がする。)
このオーケストラのいいところは私のような奏者もステージにのせてもらえること。
弦の各パートのトップにプロの先生を置き、普段からその先生について練習して合奏能力を高めていくことに特徴がある。先生の背中を見て合わせられるところを弾いていると、合奏できたような気がするところがいいのだ。
しかし、本当によく練習をして本番に望んでいる人もたくさんいる。どんどん差が付くばかりだ、と思っても、普段はなかなか練習できない(しない?)。中高年対策(もともとはホルン吹きでまだ現役)として始めたチェロだが、このままでは間に合わないような気がしてきた。

今日の演奏は、モーツァルトのシンフォニーは楽しかった。ただ、弾けるところが多かった、と言うぐらいだが、後ろのコントラバスとトップのリードについて行くと自然と弾けたような気がした。
圧巻は、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲。ソロは田口美里。以前に練習に合わせに来たときは上手な子だなと思っただけだが、昨日のゲネプロでは遠慮がちながら美しい音で伸びやかなモーツァルトを予感させた。
今日の本番での演奏は本当に素晴らしかった。自分の音が休みの時だけでなく、弾きながらも聴き入ってしまった。彼女の音楽に引き込まれるような気がした。
美しく伸びやかな素直なメロディで、「モーツァルトはこれやで!」と思ってしまった。久しぶりにモーツァルトの音楽を聴いたような気がする。「田口美里」覚えておこう。

おまけだが、この演奏会に楽しみがもう一つ。入場料を補助犬協会に寄付する関係で、補助犬(介助犬、盲導犬)が会場にプロモーションのために来場し、ホワイエ(ロビー)でお客さんに愛想を振りまく。2匹来るのだが、それがまたかわいい。ハーネスをつけていない補助犬は甘えるのが好きで来場者の大人気。出演者の特権で開場前に犬たちと遊び、グッズを買いまくり。毎年キーホルダーや人形だったのが、今年はハンカチと石けんも加わった。自分には犬の刺繍が入ったハンカチと、先日バレンタインの義理チョコ(世話チョコと言っていたが)のお返しにハンカチと石けんのセットを買った。
スタッフの人たちの話では、補助犬は、まだまだ必要な人たちに行き渡る状況にはないという。自分が何ができるか解らないが、少しでも力になりたいと思った。

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