2008-06-25

ヴラトコヴィチ、ペンデレツキのホルン協奏曲を日本初演



2008年6月25日(水)東京文化会館
指揮 クシシトフ・ペンデレツキ
ホルン ラドヴァン・ヴラトコヴィチ
管弦楽:東京都交響楽団
第665回定期演奏会Aシリーズ

ペンデレツキ 弦楽のための小交響曲
ペンデレツキ ホルンと管弦楽のための協奏曲「ヴィンターライゼ(冬の旅)」
(アンコール)メシアン:「峡谷から星たちへ」より第6曲「恒星の呼び声」
メンデルスゾーン 交響曲第3番「スコットランド」

先月のシューマンの4本のホルンのためのコンチェルトシュトゥク(芸劇)を聴きに行って、また、都響を聴きに来てしまった。ヴラトコヴィッチだもん。明日は公開講座&ミニコンサートatかつしかだ。

一曲目、弦楽のための小交響曲は、ふうんというよくわからなかった。聴きやすかったのか2楽章ではうとうとしてしまった。でも、ホルン協奏曲は、楽しかった。ヴラトコヴィッチだからと言うのもあるかもしれないが、ロマンチックで陰影のはっきりした、でも優しい感情の曲。そのうちCDがでないものか。

アンコール。
最初にヴラトコヴィッチが、元N響のホルン奏者で数日前にご逝去された千葉馨氏に献げると挨拶して、演奏された。曲はメシアン。どこかで聴いたことのある気がしたが良く覚えていない。でも、ホルンの演奏技術と演奏効果を最大限に生かした、あるいは全てを駆使したような曲で、楽しかった。

そしてスコットランド。ペンデレツキの解釈なのか都響の演奏の特徴なのか、いままでこの曲の暗く鈍重な曲のイメージを持っていたのだが、イメージが全く違う。構成感がはっきりして、わかりやすい。明るく明快なリズム。それでいてロマンチック。(行ったことはないが)6月のスコットランドはこんな感じなのか、と想像できるようだ。



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